2021.05.14
メルマガ
こんにちは!
笑み社会保険労務士法人の鈴木美江です。
皆様には今月号の事務所通信でお伝えしましたが、先月RPA(Robotic
Process Automation)を有効活用されている同業事務所に視察に行ってきま
した。
そして、先日、当事務所でもRPAを導入しました。まだまだ初歩的な
テスト段階ですが、既にいろいろ問題が生じたり、新たな可能性を見出したり
未知との遭遇です(笑)
この状況をどう捉えるか?!
いずれにしても、職員と一緒に新しいことにチャレンジできることは、有難
いことですね。
今まで、終業時には執務室のパソコンは全て電源をOFFにして、真っ暗な部屋
に「お疲れ様でした」と心で言っていた感じでしたが、これからは1人(1台)
明るい画面のままのRPAくんに向かって「今夜もよろしくね」と言う感じ
でしょうか...働き方改革は意識改革ですね!
さて、今回は、コロナワクチン接種関連や経営に役立つ情報をご紹介させて
いただきます。
********************************
① ワクチン接種の休暇対応Q&A
➁ 同一労働同一賃金セミナー動画のご案内
********************************
① ワクチン接種の休暇対応Q&A
先月のメールマガジンで、新型コロナワクチン接種に関する職場対応に
ついて触れましたが、社員が実際に接種する場合には、分からないことが
多く、顧問先様から質問をお受けしております。
今回、想定されることをご案内致します。
Q1.ワクチン接種のために特別休暇を設けた場合には、対象となる助成金
がありますか?
A1.現時点では、助成金はありません。
但し、国は「休暇」を要請する動きかあります。
『河野規制改革相 経団連にワクチンの「職場接種」「休暇」要請』
詳細はこちら↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210513/k10013028031000.html
-------------------------------------------------------------------
Q2.社員にワクチン接種を義務付けできるのでしょうか?
A2.国はワクチン接種に対して、あくまでも個人の意思を尊重しています。
義務ではなく「推奨」という表現である以上、会社は強要できません。
しかしながら、会社を守るため、他の社員やそのご家族、そしてお客
様を守るため、経営者として誠意をもって社員の皆さんにお伝えして
いきたいものですね。
-------------------------------------------------------------------
Q3.ワクチン接種の費用は会社で負担しなければなりませんか?
Q3.接種費用は、無料(国が負担)です。
病院等の接種場所への移動に伴う費用も、会社の負担義務はありま
せん。
-------------------------------------------------------------------
Q4.社員が、労働時間中にワクチンを接種する場合、労働時間の扱いは
どうなるのでしょうか?
A4.その時間の対応は、会社のルールに委ねられています。
就業規則に規定がなければ、
・欠勤(遅刻早退)で給与を減額するのか
・特別休暇を設けるのか
・通常の有給休暇で対応するのか
あらかじめ決めて周知しておく必要があります。
会社として、会社の集団免疫効果を考えるならば、社員全体の約7割
以上が接種することが求められます。その場合は、社員が接種しやす
いような制度を設けた方がよろしいでしょう。
(参考)集団免疫効果とは
一定割合以上の人が免疫を持つと、感染患者が出ても、他の人に感染
しにくくなる状態のことを指します。
自分が免疫を持っていなくても、周りの一定数が免疫を所持していれ
ば、自身も感染しにくいということです。
➁ 同一労働同一賃金セミナー動画のご案内
当法人ホームページ上の「顧問様向け専用ページ」に動画をアップしました。
(※セミナー資料もこちらにございます)
ご参考になれば、幸いです。